セットデザイナーになるには?

執筆者 90 Seconds
最終更新日2023年10月4日
セットデザイナーになるには?

12モンキーズ』の未来的な技術や雑然としたセット、『ロイヤル・テネンバウムズ』の細部にまでこだわった背景など、歴史上最も有名な映画や演劇の作品は、そのセットデザインにかかっている。

高校の演劇部や音楽部の裏方として働いていた頃から、セットデザインに興味を持っていた人は、フリーランスのセットデザイナーとしてのキャリアを追求することを検討しているかもしれません。

経験を積む

学士号を取得する

しかし、学位と 大学院での経験があれば、一般的に有利になります。

また、4年以上、他のデザイン学生と一緒に過ごすことで、キャリアに役立つ人脈を作ることができます。

ポートフォリオを作成する

セットデザイナーやアーティストを必要としている映画や演劇のプロデューサーの目に留まる方法が必要で、ほとんどの場合、ポートフォリオがそのための最良の方法となります。

自分がデザインしたセットの高品質な写真や、オンラインの3Dセットモデルがあれば、多くの競合他社に差をつけることができます。

自分の強みを生かす

スケッチまたはグラフィックデザイン能力

たとえ天才的なセットデザインを思い描き、それを実現できたとしても、そのアイデアを紙やスクリーンに反映させる能力がなければ、仕事を獲得するのは難しいでしょう。

セットデザインをスケッチしたり、グラフィックデザイン・プログラムを使って3次元で生成する能力は非常に重要です。

体力・敏捷性

有名なセットデザイナーには、扱いにくい家具を移動させるための作業員がいますが、この分野に入ったばかりの人はそのような贅沢はできませんし、文字通り力仕事を自分でできるかどうかが、仕事の成否を分けることになります。

基本的な上半身の強さだけでなく、ある程度の手先の器用さも必要になってくるのが普通です。

多様化

セットデザインが長年の夢だったとしても、映画や演劇業界の他の分野に手を広げて、スキルを磨いておくことは常に賢明なことです。デザインとコンピュータのスキルがあれば、グラフィックデザインも別のキャリアパスになるかもしれません。

また、セットが完成した後も、写真監督のアシスタントとして参加する方法もあります。コスチュームデザインはセットデザインと密接に関係しており、作品全体の統一された流れを保つのに役立ちます。